第2回
ひたすらにギャルゲーの感想を書き連ねていく本企画、第2回目。
今回もプレイステーションより、比較的知名度が高そうな「リフレインラブ」、少々マニアックな「THE 恋愛シミュレーション2 ~ふれあい~」の感想です。
リフレインラブ ~あなたに逢いたい~
まるで90年代ドラマのような
合コンから始まった男女7人が織り成す恋愛模様。まるで90年代のドラマのような設定をゲーム化したのが、本作「リフレインラブ」です。
ヒロインは「清楚系美少女」「お姉様系美人」「昔からの幼馴染」という王道な3属性。 そしてそれぞれ「山崎和佳奈」「高山みなみ」「田中敦子」という豪華キャストでございます。 こばやしひよこ氏のキャラデザも相まって、各ヒロインは非常に魅力的。
オーソドックスなアドベンチャー形式
基本的に、ゲームはいわゆる「ときメモ方式」、コマンド選択式で進行します。 能力値向上やバイトによる金策をしつつ、デートやイベントをこなして好感度を稼いでいく感じですね。
しかし、オープニングからエンディングまではゲーム内時間で約半年。この間毎日の朝昼夕で行動を選択するのは中々のボリュームです。
さらに結構暇な時間が多いので、気づいたらステータスがカンストしたり、バイトのし過ぎで小金持ちになっていたりということが多々あります。個々のイベントは良いのですが、もう少しイベント量を増やすか期間短めでも良かったのかも。
……それにしても主人公、大学四年の夏休み辺りからゲームが始まるのですが、まるで大学に行っていません。
残すは卒論だけとはいえ、家でテレビを見てセンスを磨いたり、レンタルビデオ店に足繁く通ったり、女性の家の前で一日中待機していたりと、全く卒論を進めている素振りはなかったのですが。 そもそもこいつ、ちゃんと就活したのかな……。
豪華声優陣の魅力的なヒロインたち
さて、前述の通りヒロイン3人はどの娘も魅力的ですが、個人的には幼馴染の結城蘭が一押しです。 言動や性格も良いのですが、貴重な高山みなみボイスなヒロインというのがもうエクセレント。
高山みなみさんは少女役も多々演じていますが、やはり某名探偵のような少年声が多いので、本作のヒロイン的役柄は中々貴重です。 他には「リンダキューブ」のリンダくらいでしょうか。
この時代のゲームには稀に、このようなヒロイン系統の役柄を演じることが少ない方が出演していることがあり、なんだかとても新鮮な感じがします。
少し話題は逸れますが、「北へ。」なんてまさにその最たるものでしたね。同種のゲームでよく見かける王道的な声優陣の中に、榊原良子さんや大谷育江さんが入っていたり。 いや、あれは素晴らしかったです。いつかレビューも書きます。
幼馴染は負けヒロイン、なんてことはない
で、話は戻りますが、蘭のルートでは(当然ですが)彼女と多く触れ合うことになります。 「幼馴染と2人で酒を飲む日が来るとは思わなかった」という旨のセリフは、今までの関係があってこそ。 そして幼馴染から恋人へと変化していく関係性は、正に王道メインヒロインのシナリオではないでしょうか。
「幼馴染は負けヒロイン」という言葉がありますが、そんなラブコメジンクスを突破した2人には、末永くお幸せに過ごしていただきたいと思います。
……ところで、記事を書くにあたって調べなおしたんですが、「~あなたに逢いたい」なんてサブタイトルがあったんですね。
THE 恋愛シミュレーション2 ~ふれあい~
おなじみ1500円シリーズ
2001年にディースリーパブリッシャーから発売されたギャルゲーで、SIMPLE1500シリーズの第71作目です。
大学受験に失敗して浪人生活を送っている主人公・矢萩俊平が、姉・なつみが経営する予備校で夏期講習のアシスタントのアルバイトをする傍ら、女子生徒にちょっかいを出して仲良くなっていく話です。
丁寧かつエキセントリックなシナリオ
本作品は元々同人ゲームとして頒布される予定だったらしく、絵や話のクオリティははっきりいって今一つなところがあります。
が、魅力的な女の子キャラが多く、気づいたらハマってプレイしていましたw
おすすめは「寿まつの」と「香坂遊穂」。
まつのちゃんは大人ぶってる中学生で、多重人格かと思うぐらい言動や態度がコロコロ変わりますw あと大学生の男とつるんでいて、そいつに襲われそうになったりと、色んな意味で危ない女の子です。 ストーリー的には可もなく不可もなくって感じ。
一部界隈では話題だった(らしい)シナリオ
そして問題は遊穂ちゃん、ネタバレですがこの子、魔法を使えます。えぇ、魔法です。
魔法を使って色々します。物を動かしたり、飛ばしたり、色々します。 とにかく遊穂ちゃんはキャラも話もぶっ飛んでてはっきり言って意味不明。ですがその意味不明さ加減がクセになる。
なんだかんだで割と楽しめたのかな、魔法少女好きな人は是非プレイしてみてね。
まとめ
有名な作品とちょいマニアックな作品を書いてみました。まだまだ先は長い。