作品概要

アーケードから人気を博し、今や一大コンテンツとなっております「アイドルマスター」。シンデレラやミリオンをはじめ複数のシリーズがそれぞれ活動していますが、各作品についても改めて説明する必要もないでしょう。詳細はググりましょうね。

その中でも、アーケードから続く初期メンバーによるアニメ化は、様々な理由により長年待ち望まれていました。そして2011年、ようやくアニメ化が実現した際には全国のプロデューサーが歓喜したとかなんとか。そしてアニメのヒットにより、その後の劇場版、そして前述のシリーズ全体の盛り上がりへと繋がっていくキッカケになったのかもしれません。

そんなアニメシリーズから、今回は第1話より抜粋して熊本弁化しようかと思います。なお、アイマス界隈で「熊本弁」と言うと別の言語を指すことがありますが、今回は関係ありませんのでご了承を。

第1話 シーン1

765プロでも謎の多い、「銀色の王女」こと四条貴音さん。一切のプロフィールを同じ事務所の人間すら知らないという彼女ですが、そのオーディションにおける自己紹介より。

原文

四条貴音
「765プロから参りました、四条貴音です」
審査員
「出身はどちらですか?」
四条貴音
「わたくしの出身ですか? 大変残念ながら、それはトップシークレット。故に、申し上げられません」
©BNEI/PROJECT iM@S

熊本弁

四条貴音
「765プロから参ったとです、四条貴音です」
審査員
「出身はどちらですか?」
四条貴音
「うちの出身ですか? だご残念ばってん、そっはトップシークレット。だけん、教えられんとです」

ポイント

トップシークレットの意味がまるでない貴音さん。こらあかんですばい。これは審査員も苦笑い。

彼女の特徴として独特の喋り方や秘密主義がありますが、熊本弁に変わるだけでイメージも大きく変化します。

それにしても、熊本弁になると神秘さが大幅減の代わりに、方言補正で結局かわいいという。まさにアイドルの鑑。ずるいなぁ、お姫ちん。

第1話 シーン2

続いては、元アイドルでプロデューサーの秋月律子嬢による、アイドルの条件。

原文

質問
「アイドルの条件とは何ですか?」
秋月律子
「うーん、そうですね……。諦めないこと、でしょうか。叶わない夢を持つのではなく、夢を叶えるための意志を持ち続けること。……なんて、私が言うのも何ですけど。私、彼女たちがアイドルとして成長していくのが、本当に楽しみなんです!」
©BNEI/PROJECT iM@S

熊本弁

質問
「アイドルの条件とは何ですか?」
秋月律子
「うーん、そうですね……。諦めんこと、でしょうか。かなわん夢ば持つとじゃなく、夢ば叶えるためん意味ば持ち続くっこと。……なんて、うちが言うのも何ですけど。うち、彼女たちがアイドルとして成長すっのが、ほんなこつ楽しみとです!」

ポイント

律子嬢、すごく良いことを話しているんですが、なんだか話が入ってこないです。

実際にあるのか知りませんが、熊本のアイドル事務所で律子が働いていたらこんな感じなのでしょうか。怒ったときの迫力が凄そうです。

第1話 シーン3

『アイドル』とは。これは作品で一貫したテーマであり、彼女たちは自分自身の目指す「アイドル」へと向かい、時には迷い悩んでいくこととなります。そんな問いかけに対する、我らがメインヒロイン天海春香さんの回答がこちら。

原文

質問
「あなたにとって『アイドル』とは?」
天海春香
「夢、ですかね。憧れなんです、小さい頃からの。辛いことがない、って言ったら嘘になりますけど、まだその夢も始まったばっかりで、今はそれ以外のことは考えられません!」
©BNEI/PROJECT iM@S

熊本弁

質問
「あなたにとって『アイドル』とは?」
天海春香
「夢、ですかね。憧れとです、小さか頃からの。つらかことがにゃー、って言ったら嘘になるばってん、まだそん夢も始まったばっかで、今はそっ以外のこつは考えられんとです!」

ポイント

田舎から上京したてのアイドル候補生、って感じです。実際春香は神奈川県民ですが、彼女は完全標準語なので違和感バリバリ。

それでもなんとなく765ASメンバーの中では、田舎の似合うアイドル上位になる気がします。何故だろう。劇場版の劇中劇(眠り姫)でもそんな雰囲気でしたし。

まとめ

熊本感満載のアイドルたち、いかがでしょうか。実際に九州は美人率が高く出身アイドルも多いため、こうなっていてもおかしくはないかもしれない。まあ普通は、上京してアイドルの仕事をするなら標準語で喋るだろうけど。

引き続き、魅力溢れる765アイドルの熊本弁化を図っていこうかと思います。そしていずれはアイマス熊本弁のあのキャラも。やみのま。