サバイバル釣り合宿、開催

熊本舞台のJK釣り漫画「放課後ていぼう日誌」。8巻は釣り合宿編ということで、元部長も本格参入して盛り上がります。

果たして陽渚やていぼう部の面々は、どのような合宿を送ることになるのでしょう。

夜のアジング

合宿といえば夜、ということで、部員みんなで夜のアジ釣り。

入部から半年経過し、陽渚も釣りには慣れたものですが、まだまだ分からないことはあるようです。やっぱり奥が深い。

まあ、ていぼう部には教えるの大好きな夏海と大野先輩がいるので、学びながら成長していけるのはとても良い環境ですね。一歩引いて色々と考えてくれている(と思われる)黒岩部長も頼りになりますし。

さらに陽渚は自分で釣れない原因を考え改善するというプロセスをすぐ実行できるようになっており、成長が感じ取れますね。

©小坂泰之/秋田書店

新しい釣り

新たな経験、落とし込み釣り。タイコリールを使ったこの釣りは、陽渚にとっては初体験。今までの釣りとは一味違い、別の面白さがあるようです。

大野先輩でも中々釣れなく苦戦していましたが、釣りを楽しむことがまず第一。それを忘れない黒岩部長の存在は、部の中でもやはり非常に重要です。

湯上りの面々

釣ったら食べる、がモットーのていぼう部。物々交換も終え、部員みんなでお料理タイム。陽渚も三枚おろしができるようになっていて、ここでも成長が感じられます。

で、合宿なので当然宿泊、となれば食事の後はお風呂。

お風呂シーン自体はサッと飛ばされてしまったものの、湯上りと寝起きのていぼう部面々の姿は普段と違って新鮮です。

陽渚・夏海の一年生コンビはあまり変化なしですが、大野先輩は素敵な髪型ですし、黒岩部長はラフな感じでこれまた良い。 陽渚曰く「不良みたい」とのことですが、黒岩部長、これはこれで……。

©小坂泰之/秋田書店

あ、部屋着さやかちゃん先生も可愛いですよ。

8巻のポイント

トラウマ製造機、夏海

陽渚の「動物嫌い」と「海への恐怖心」。今までさりげなく描かれてきたこれらは、両方とも幼少期の夏海が原因だったことが判明。

どちらにしても夏海に悪気があった訳ではないですが、アクティブな子と一緒だとこういう危険もありますよね。ドンマイ、陽渚。

黒岩部長と大野先輩の出会い

8巻ではふたりの出会いエピソードが語られました。ふたりとも、まだ高校に入る前でしょうか。 ふたりはていぼう部で出会ったのかと思いきや、それよりも前に釣り場で偶然鉢合わせていたようです。

今まで各キャラの過去や掘り下げはあまりなかったので、今後もっと描かれることを期待しましょう。

ゆら先輩と黒岩部長

ゆら先輩は自由奔放なお方かと思いきや、ちゃんと先輩として陽渚や夏海の面倒を見ているのは微笑ましい。 要領よく、かつ優しく教えてくれるお姉さんのようで、陽渚も早速懐いているようです。

©小坂泰之/秋田書店

そんなゆらさんですが、黒岩部長にだけラフな絡み方をしているのは、長い時間を共に過ごした信頼関係ゆえでしょうか。 こちらもいつか、掘り下げがあると嬉しいですね。

大野先輩の第一歩

カナヅチという致命的な弱点を克服すべく、海水浴に挑む大野先輩。周囲の手助けもあり、なんとか水を怖がることは克服できました。

こうして海中の美しさを知った大野先輩は、次のステップへと進むことができるでしょう。「ぐらんぶる」よろしくダイビング体験あたりが良いかもしれないですね。

8巻の釣果

8巻で釣り上げたのは、夜釣りでのアジ、イソガニとイガイを使って釣ったチヌ

釣果としては少ないですが、お料理やらお風呂やら海水浴やらと釣り以外のことに勤しんでいたからでしょうか。 ていぼう部の合宿とはいえ、釣りがすべてではないですし。

まとめ

合宿でまるまる1冊使い切りましたが、まだまだ収まりきらないようです。想像以上の長編となった合宿ですが、今後も楽しみですね。

ところで、作中の舞台となっている熊本県芦北町、少し前に訪問してきました。

放課後ていぼう日誌の舞台、芦北レポート

いつか合宿舞台の五島列島にも行ってみたいですね。……いや、絶対に行こう。