学校行事と生物部と

熊本舞台のJK釣り漫画「放課後ていぼう日誌」。季節は秋の入り口へと差し掛かりました。

12巻では体育祭や生物部や手芸部など、学校関係のイベントが目白押しです。

部長の座を掛けたハゼ釣り対決

大野先輩へ部長の座を押し付けるべく開催されたハゼ釣り大会。実質は黒岩部長と大野先輩の一騎打ちですね。

黒岩部長はさすがの釣果。ひっそりと有利な勝負を持ち掛けるあたり、実に部長らしいところ。オチも含め、ていぼう部らしい一コマでした。

その後の回想で、黒岩部長と大野先輩の出会いもようやく描かれました。偶然知り合った人と学校や職場で再開する、というのは田舎あるある。

サイクリング回

久しぶり?に、陽渚と夏海のふたりでお出掛け。夏休みも明けて暑さも多少は収まり、サイクリング日和な感じです。

©小坂泰之/秋田書店

地元の色々な釣りスポットを知っているのは夏海らしいところ。その他にも陽渚を誘わないだけで、虫取りスポットとかも知ってるんでしょうね。

それにしても夏海さん、時折見せる学力の高さや料理の腕など、ギャップアピールが多くてとても素敵。

生物部と手芸部と

12巻では生物部との交流が描かれました。学校内の人間関係、今まではあまり描写なかったですからね。

©小坂泰之/秋田書店

海の町だけあって、生物部も本格的に海洋関係の活動をしているようです。ていぼう部とも関連深い、というのも納得。

また、度々登場の手芸部長も出現。そろそろ陽渚の存在がバレそうです。

12巻のポイント

釣りスポット

ていぼう部がハゼ釣りをしていたのは、芦北大橋がよく見えることからも分かるように、佐敷川のほとりにある公園です。佐敷駅から佐敷川へ向かったあたり。入口の鉄塔(太陽光発電?)が特徴的。

陽渚と夏海がサイクリングで向かったのは、芦北から海沿いに南下した合串漁港。途中で休憩したのは三ツ島海水浴場です。芦北駅からは山間や海辺を通ることになり、自然の景観が楽しめます。

12巻の釣果

11巻の釣果は、ハゼ釣り大会でのハゼと外道のフグ。サイクリング回ではなにも釣れず。生物部のお手伝いでは、釣りではないもののアオリイカヒメタツなどの細々した魚たちが登場。

まとめ

黒岩部長と大野先輩の回想や生物部との交流もあり、さらにキャラクターが深掘りされた12巻。まだまだ彼女たちの世界は広がりそうで楽しみです。