オール熊本アニメ「なつなぐ!」
熊本製作の熊本舞台アニメ「なつなぐ!」3回目の感想記事です。ちょっと記事を書くのが遅れましたが、無事に完結しましたね。
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— 【公式】オール熊本アニメ「なつなぐ!」 (@NatsunaguPR) March 31, 2020
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では、今回も簡単なあらすじから。
あらすじ
天草に着いた夏奈は、公園で一人のおばあさんと出会う。このおばあさんがなんと伊月の祖母であった。伊月は今は誰とも会おうとしない、会わせることはできないと言う祖母を涙ながらに説得した夏奈は、伊月が好きな波止場の場所を教えてもらい、そこに向かう。
そこには眼鏡をかけた長髪の女性が、スケッチブックに絵を描きながら座っていた。夏奈は伊月と思い話しかけるも、伊月ではないと否定される。ほんとに違うの? と食い下がる夏奈だったが、しつこいと一蹴されてしまい、結局夏奈は熊本に戻ってしまう。
翌日、夏奈は東京に帰るため、荷物をまとめ、いずみ達に空港まで送ってもらった。波止場にいたあの女性はやはり伊月だと考えていた夏奈は、空港の出発ロビーに向かう直前、もう一度伊月に自分の気持ちを伝えようと決心した。正義に協力してもらい再度天草に向かう伊月。そして波止場に着き、伊月と思われる女性に自分の思いを全て話し出す。
感想
ついに最終回を迎えたなつなぐ。最後上手にまとめたなーと感心し、感動しました。いやー、いい作品だった。登場人物それぞれのキャラが立っていて、特に主人公の夏奈には深く感情移入ができました。
1話約3分という短い時間なので、普通の1話25分ぐらいのアニメに比べると、ストーリー上で何の話を入れるか、何を省略するかですごく悩ましい部分もあったんじゃないかなと。そこは本当にバランスよく盛り込めていたと思います。
また、熊本の観光地や名物などが色んな場面に登場します。そしてそれらは本当に少ししか出てきません。時間の制約のせいもあるとは思いますが、ここはあえてそうしているのかなと思いました。熊本出身の方はもちろん楽しめると思いますが、熊本に所縁がない人が見ても十分に楽しめる作品に仕上がっていました。
スタッフさん、本当にお疲れさまでした! いい作品をありがとう!
夏奈
夏奈は最初、優しくて行動力のある女の子、しかし、どこか気が小さいような印象がありました。
夏奈は伊月に会うために東京から熊本に来ました。もし夏奈が熊本に着いてすぐに伊月に出会っていたら、伊月に追い返されたあと、そのまま何もせずに東京に帰っていたのかもしれません。
夏奈は熊本で色んな人に会って、仲良くなり、助けられ、そして教えられました。この経験があったから、夏奈は飛行機ですんなり帰らずに、踏みとどまって引き返すことができた、そして伊月に想いを伝えられたのです。物語の中でしっかりと成長することができました。
それもこれも夏奈の人徳や行動力があるからこそできることです。いやー素晴らしい『主人公』でした!
伊月
伊月は熊本地震を被災した際に手を怪我してしまい、一時的に絵を描くことができなくなりました。夏奈と一緒に絵を描く約束をしていたので、それを守ることができなくなり、また、連絡も途絶えさせてしまったために夏奈に嫌われるのではないかと、思い詰めてしまいました。
夏奈に会うのが怖かったんですね。そして、東京からわざわざ会いに来てくれた夏奈に嘘をついて帰らせてしまいます。このとき、本当は伊月は夏奈に気づいて欲しかったんじゃないかな。そして、自分が立ち直るきっかけを作って欲しかったのかなと。
だから夏奈が戻ってきてくれて、すごく嬉しかったと思います。これは、夏奈の熊本での数日間の経験による成長があってこそです。つまり、みんなのおかげです、みんなよか人達ばっかだけん。
まとめ
オール熊本アニメ「なつなぐ!」、約3分という短い時間のなかに綺麗にまとめてあり、笑いあり涙ありの最初から最後まで楽しめる素晴らしいアニメでした。
随所随所に熊本の名所なども出てきて、熊本のPRアニメとしても上手に仕上げられていました。このアニメを通してみなさんが熊本にもっと興味を持って、熊本に遊びに行ってみたいと思ってもらえたら、なつなぐのファンとして、そして熊本人としてとても喜ばしいことです。
全12話、合わせても1時間かからない程度で見終えられるので、隙間時間などにスマホなどで見るのがおすすめです。そしてよければ、熊本にきてはいよー(きてみてね)
以上、なつなぐ感想記事でした。ありがとうございました!