熊本出身の主人公、里帰り

「ガールズバンドクライ」は2024年春から放送中のバンドものアニメ。自分の居場所を探して音楽を奏でる少女たちが描かれます。

さて、主人公の仁菜は田舎から単身上京(川崎ですが)していますが、その出身地は熊本なんですね。作中では他メンバーから「肥後もっこす」と呼ばれたりもしていました。

そして10話にて、待望の里帰りが実現。熊本人には見慣れた風景が多々登場しておりました。今回の記事ではそれらを紹介します。

熊本駅

まず登場するのは、熊本駅の外観……というか「熊本駅」のドアップ。

img

駅の東側、白川口駅前広場から駅を見上げる格好になります。

駅前広場

駅前広場といえば、実はオープニングにもちらっと映っています。

img

こちらは駅前広場から東側(駅とは逆側)を見た風景。熊本駅に降り立った人が見る景色です。

熊本駅ホーム

新幹線で熊本駅に着いた仁菜は、在来線(豊肥本線)に乗り換えます。1番線ですね。

img

作中の表示もですが、熊本駅からはだいたい肥後大津行き。肥後大津といえば、ワンピースのゾロ像がありますね。

竜田口駅

熊本駅から向かったのは、豊肥本線の竜田口駅。乗車時間は15分くらいです。仁菜の実家最寄り駅、という設定なんでしょうか。

img

白川のすぐ近くにあり、こぢんまりとした駅舎がレトロな雰囲気。

竜田口駅の北側

仁菜が父に連れられて歩くシーンは、竜田口駅のすぐ北側の旧57号線。遠くに見える看板が特徴的です。

img

学校への道中

新水前寺駅

電車の乗り換えをしているのは、新水前寺駅。JR豊肥本線と市電(路面電車)の乗り換えです。

img

名前の通り、水前寺公園のすぐ近く。伝統的な庭園が有名な観光地ですね。もう少し歩けば、ルフィ像がある熊本県庁もあります。

市電の走る風景

新水前寺駅から市電に乗った父娘。その電車は熊本の繁華街である下通/上通を抜けていきます。

img

こちらはその中心である電車通りの中ほど、大甲橋を繁華街側(西側)から見た風景。遠くにあるピンク色の看板(イオン)が目立ちます。

また、後述の熊本城もこの辺りからの撮影になります。

洗馬橋駅

仁菜と父が降車したのは、市電の洗馬橋駅。高校の最寄り駅と思われます。

img

ここは漫画「こはるはる!」の紹介記事でも訪れました 。「あんたがたどこさ」の発祥地だそうで。

美しき熊本の風景

仁菜が熊本を離れる際に描かれた熊本の風景。こちらを順番にご紹介します。

大甲橋(北側から)

先程も少し触れました大甲橋、再び登場。今度は北側から。

img

こちらは大甲橋より一本北側に掛かっている明午橋から撮影していると思われます。その後ろには、アーチが特徴的な安巳橋・銀座橋も見えますね。

安巳橋は「あかのたち」でも登場し、以前の記事で紹介しました 。さすが繁華街近く、登場頻度が多い。

サンロード新市街

熊本の繁華街である下通にあるアーケード街。カラオケや居酒屋などのお店が多く、昼も夜も賑わっています。

img

作中で描かれていた入口は、市電の辛島町あたりからの撮影。下通の西側です。

熊本城

熊本のシンボル、熊本城。この画角は市電の通町筋駅あたりから。大甲橋(西側から)を撮影したすぐ近くですね。

img

熊本城は熊本地震により多大な影響を受けていましたが、徐々に復旧が進んでいます。観光の際はぜひお立ち寄りください。

周回ルート案

最後に、これらの位置関係とルート案を記載してみます。

img

  • 熊本駅スタートから、まずは竜田口駅へ。
  • 新水前寺駅まで戻り、市電or徒歩で熊本城方面へ。
  • 大甲橋の北側(明午橋から)を回収後、市電沿いに戻って洗馬橋駅まで。

逆ルートでも問題ないですが、こちらであれば周回後にそのまま熊本城観光や下通の居酒屋などに駆け込めます。

※作中では仁菜の自宅とその周辺も描かれていますが、個人宅のようなので今回は割愛します。

まとめ

仁菜が熊本出身ということで里帰りを期待していましたが、ついに10話で描かれました。 上記のとおり基本的には熊本駅から近場となっていますので、熊本初心者にも観光しやすいかと思います。ぜひ熊本へ!

……なお、作中で仁菜は熊本・東京間を新幹線で移動していました。その所要時間はおおよそ6時間。さすが肥後もっこす。