熊本県とワンピース銅像
熊本地震の復興プロジェクトとして、漫画ONE PIECEの『麦わらの一味』の銅像が熊本県下に建設されました。計画開始から数年間を経た2022年の7月、最後に設置されたジンベエ像で遂に10体すべての銅像が完成しました。
今回、すべての銅像を見て回ってきたので、それぞれの像とその場所についてを紹介していこうと思います。
銅像の概要
設置場所の詳細などなどは公式サイトから。分かりやすくまとめられています。さすが熊本県ばい。
各銅像のと近辺紹介
1.ルフィ(熊本県庁)
麦わらの一味のリーダー、そしてワンピースの主人公であるルフィの銅像は熊本県の真ん中、熊本市中央区水前寺にある『熊本県庁』の敷地内に設置されています。庁内に入る際は、警備員の方にルフィ像に見に来たと伝えて入りましょう。車を止める場所等を案内してくれます。
ルフィ像です。めちゃめちゃかっこいいですね。リーダーとしての貫禄があります。衣類の皺まで細かく再現されていてかなりハイクオリティ。
ちなみに足元には作者の尾田栄一郎先生の手形があります。私は日曜日に訪れたんですが、ルフィ目当ての観光客がたくさんいらっしゃっていて、写真を撮る順番待ちができるほどでした。
2.チョッパー(熊本市動植物園)
麦わらの一味の医者、そしてマスコット的存在であるチョッパーの銅像は熊本市に唯一ある動植物園『熊本市動植物園』の敷地内に設置されています。
銅像は動植物園の入口の手前にあるので、見るだけならば駐車場料金(平日無料、土日200円)のみで見ることができます。ただ、熊本市動植物園もとても魅力のある動植物園で、孫悟空のモデルと言われている金絲猴が見れたり、動物と触れ合えるタッチ愛ランドなど、見どころ満載なので時間に余裕がある方は是非入ってみてはいかがでしょうか。
チョッパー像は動植物園入口の手前にいます。イスにちょこんと座っているのが可愛すぎます。聴診器を持っているので診察中なのかな?
現地は家族連れのお客さんが多く、子供達が像の周りで「あっ、チョッパーだ!!」と楽しげにはしゃいでいました。
3.サンジ(益城町総合運動公園)
麦わらの一味のコック、サンジの銅像は上益城郡益城町にある『益城町総合運動公園』に設置されています。運動公園には入場料は必要なく、無料で観覧できます(施設を利用する際は有料)。
銅像は交流広場の隅にいました。スラッとしていてスタイル抜群ですね。サンジのチャームポイント、くるんとした眉毛もしっかりと作りこまれています。また、左手には料理を持っていました。
海鮮チャーハンなのか、エビやタコっぽい豪快な料理です。実際にあったらめちゃめちゃ美味しそう。
4.ブルック(御船町ふれあい広場)
麦わらの一味の音楽家、ブルックの銅像は上益城郡御船町にある『御船町ふれあい広場』に設置されています。御船町は日本で初めて肉食恐竜の化石が発見されたことで有名で、恐竜の里として知られています。ふれあい広場にも恐竜のモニュメントが設置してあり、別名恐竜公園と呼ばれています。
ブルック像は公園中央の芝生広場にいます。近くには『翼竜の塔』と呼ばれるオブジェがあり、目印になっています。愛用のシャークギターで楽しそうに演奏するブルック、おそらく世界で一番かっこいい骸骨ですね。ちなみにこのシャークギターは数年前に島村楽器さんが完全再現し、販売されています(現在は在庫なし)。
前述の恐竜のモニュメントです。ブルックが襲われないか心配です。
5.ゾロ(大津中央公園)
麦わらの一味の大剣豪、ゾロの銅像は菊池郡大津町にある『大津中央公園』に設置されています。こちらも入場無料です。ジョギングや家族連れで遊びに来ている方がたくさんいて活気のある公園になっています。
ゾロ像は遊具近くのベンチの側にいます。ゾロの鍛え上げられた肉体や三刀流の刀も見事に再現しており、存在感抜群です。ちなみに大津町は剣道が盛んで、全国クラスの道場もあるようです。ゾロに負けないくらいの剣士が大津町から生まれるかもしれません。
また、ゾロ像の近くに大津町のマスコットキャラクター「からいもくん」の銅像も設置してあります。写真は撮りませんでしたが、美味しそうでした。
6.ナミ(俵山交流館萌の里)
麦わらの一味の航海士、ナミの銅像は阿蘇郡西原村にある『萌の里』に設置してあります。萌の里は俵山のふもとにあり、新鮮な野菜や特産品などが売ってあります。また、100万本のコスモスが咲いているコスモス園もあり、癒しのスポットとしても利用できる交流館になっています。
ナミ像は正面から見て左側の駐車場側の芝生にいます。お宝大好きなナミなので宝箱の上に座っています。そしてそこからスラリと伸びる足、美人でナイスバディなナミを忠実に再現していて、素晴らしいクオリティです。ちなみにナミのバストは98cmのJカップらしいです。ロマンが溢れていますね。
7.ロビン(旧東海大学 阿蘇キャンパス)
麦わらの一味の考古学者、ロビンの銅像は南阿蘇村にある『東海大学 阿蘇校舎』に設置してあります。東海大学の阿蘇校舎は熊本地震で損壊してしまい、その後震災ミュージアムとして公開されることになりました。校舎の周りが通路になっており、ガラス窓から当時の校舎内の被害状況を見ることができます。毎週火曜日が休館日となっているようなのでご注意ください。
ロビン像は校舎の横を通りぬけた奥にいます。足元からはハナハナの実の能力で咲かせた手が伸びています。ロビンのミステリアスな雰囲気がしっかりと表現されていました。また、ロビンはナミに匹敵する抜群のプロポーションで、バストは100㎝のJカップです。あぁ麦わらの一味に入りたい。
8.ウソップ
麦わらの一味の狙撃手、ウソップの銅像は阿蘇市にある『JR阿蘇駅』に設置してあります。隣には道の駅阿蘇もあるのでお土産等はこちらで購入できます。冬の時期はこの辺は積雪するので車で来る場合は気を付けましょう。
ウソップ像は駅のロータリーの中にいます。腕を高らかに上げ天を指さす様はまさにウソップって感じがします。あと、思ってた以上にパチンコがでかい!こんなのを装備して戦っているウソップって何気に力あるなぁ。
ウソップ像は子供達に大人気のようで、私が訪れた時はたくさんの子供達が楽しそうにウソップとツーショットを撮っていました。子供人気はチョッパーとウソップの2強ですね。
9.フランキー
麦わらの一味の船大工、フランキーの銅像は阿蘇郡高森町の『南阿蘇鉄道 高森駅』に設置してあります。南阿蘇鉄道は熊本地震の影響で現在、中松~高森区間しか運行しておりません。2023年の夏頃には全線復旧の予定らしいです。
フランキー像は高森駅の入口の斜め前にいます。こんなに海パンが似合う漫画キャラもそうそういないよなぁ…と思いながらまじまじと見ていました。この飛び切りの笑顔もフランキーの特徴の一つですね。熊本をさらに明るくしてくれる、そんな気がします。
高森駅の中に熊本復興プロジェクトについて紹介しているコーナーがありました。ワンピースの単行本や、色んな漫画家さんからサインなどが飾ってありました。また、外には南阿蘇鉄道の全線復旧を応援するたくさんのメッセージを見ることができます。
10.ジンベエ(住吉海岸公園)
麦わらの一味の操舵手、ジンベエの銅像は宇土市にある住吉海岸公園に設置してあります。駐車料金は無料です。この公園にはCMにも使用されたことがある長部田海庄路があります。干潮になると道が現れ、満潮になると海から電柱だけが顔を出すという、インスタ映えすること間違いなしの観光名所で、当ブログ内でも一度紹介しています。トイレや自販機など設置されていますので、ドライブの休憩がてら立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
ジンベエ像は長部田海庄路のすぐ近くにいます。ずっしりと鎮座しているジンベエ像は見た瞬間、あまりの大きさに圧倒されました。10体の像の中で一番迫力があると思います。バックに長部田海庄路が見えており、ロケーション的にも最高でした。
番外.ONE PIECE 麦わらストア 熊本店
ワンピースの公式ショップが熊本駅の「アミュプラザくまもと」の6Fにあります。西日本だと福岡と熊本にしかありません。ここにしか売っていない限定グッズなどありますので、ワンピースファンの方は一度足を運んではいかがでしょうか。
ワンピース像巡りおすすめルート
熊本県内各地に設置されているワンピース像ですが、すべてを見て回るとなるとそれなりの距離になります。2泊3日で効率的にすべて回収できるルートを紹介しますので、参考までにどうぞ。
熊本市内1泊、天草1泊ルート
1日目: 熊本駅or熊本空港→ルフィ(県庁)→チョッパー(動植物園)→サンジ(益城公園)→ゾロ(大津公園)→ナミ(萌の里)→ロビン(東海大学阿蘇校舎)→ウソップ(阿蘇駅)→フランキー(高森駅)→市内のホテル
2日目: 市内のホテル→市内観光(麦わらストア)→ジンベエ(宇土)→天草観光→天草温泉旅館
熊本市内1泊、阿蘇1泊ルート
1日目: 熊本駅or熊本空港→ジンベエ→ブルック→サンジ→チョッパー→ルフィ→麦わらストア→市内のホテル
2日目: 市内のホテル→ゾロ→ナミ→ロビン→フランキー→ウソップ→阿蘇温泉旅館
移動は自動車推奨
どのように巡るにせよ、全部行くなら自動車推奨です。遠方からでしたらレンタカーで行くのがよかばいね。
まとめ
熊本県の新たな観光スポットになりましたワンピース像。頑張れば1日で、ゆっくりと回るなら2~3日で巡れますので、ぜひぜひ県外の方も熊本へどうぞ。